【平成 29 年 3 月 27 日】「平成 29 年度地盤工学会賞 地盤環境賞」を受賞しました。
平成 29 年度地盤工学会賞受賞者が、平成 30 年 3 月 16 日の公益社団法人地盤工学会理事会において
決定いたしました。当センターは、地盤環境賞を受賞いたしました。なお、学会賞は 6 月 6 日の第 60
回通常総会で授与されます。
<学会受賞名>
平成 29 年度地盤工学会賞 地盤環境賞
<受賞業績名称>
「100 万 m3 クラスの大規模・再生活用事業を対象とし,新たに強化・構築したETC車両認証に
よる電子マニフェストを活用した,建設汚泥統合管理システムを開発・運営した「資源循環型
共同プロジェクト」モデル事例」
<共同受賞者>
阪神高速道路(株)
阪神高速技術(株)
(一財)関西環境管理技術センター
東洋建設(株)
大阪ベントナイト事業協同組合
(一財)地域地盤環境研究所
勝見 武(京都大学大学院地球環境学堂)
嘉門 雅史((一社)環境地盤工学研究所)
<受賞理由>
本業績は,阪神高速道路の大和川線事業(道路事業)から発生する大量の建設汚泥を大阪市の土地
造成(港湾事業)に再生利用するという異なる事業間で連携・共同化を進めた全国初の事業スキー
ムであり,事業コストの削減や CO2 の削減,さらには最終処分場の延命化など,社会的貢献が非常
に高い。また技術的には,ETC と GPS を活用したリアルタイムの車両監視システムにより大量の建
設汚泥のトレーサビリティの確保を可能とし,総合的な建設マネジメントとして開発・運用されて
いる点の独創性が高く評価された。今後の大規模な公共工事で大量に発生する建設発生土や汚泥の
再生利用のあり方を示す事例として,本業績は地盤環境賞にふさわしいと認められた。
<関連リンク>
◆平成 29 年度地盤工学会賞受賞者の決定◆(地盤工学会 WEB サイト)
https://www.jiban.or.jp/?page_id=7093